復縁したのにうまくいかない、この関係を続けていいの?
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監修者の石川蓮(公認心理師)先生より
復縁がうまくいかないと感じるとき、多くの方がまず自分を疑います。
でも、戻ったあとに揺れるのは、関係が動いている証でもあるんですね。
私が話を聞く場面でも、原因探しより先に、眠れているかを確かめることが多いです。
続けるかどうかは、その後で十分に間に合います。
**30代女性(会社員・公務員)**
半年前に別れた彼と、三か月前によりを戻しました。もう一度やり直せると思っていたのに、今のほうが気を使っています。
返信が少し遅いだけで、また離れていくのかと考えてしまって。夜中にスマホを見ている自分に、げんなりします。
せっかく戻れたのに続かないなら、望んだこと自体が間違いだったのでしょうか。
ココラボ恋愛相談室からの回答
ご相談ありがとうございます。
復縁できたのに、以前より息苦しい。そう感じている自分を、間違ったのだと責めていませんか。
復縁がうまくいかないと感じるとき、理由は一つとは限りません。この記事では、いま何が起きているのかを切り分けて、この関係を続けるかどうかを自分で決めるための材料を整理します。
復縁したのにうまくいかないと感じるとき
戻れたはずなのに、気持ちが晴れない。その感覚を、まず言葉にしておきます。急いで答えを出す前に、いま起きていることを眺めてみます。
戻れたのに前より苦しいという感覚
復縁したあと、以前より気を使っている。そんな自分に気づいて戸惑う人がいます。

別れる前は言えていた冗談が、今は喉で止まる。相手の表情を先に確かめてから話している。
元どおりにしなければ、と力んでいませんか。その力みがあるうちは、息のつける時間が減ります。
相手を疑う自分を責めてしまう
返信が遅いだけで、また離れていくのかと考えてしまう。以前はここまで気にしなかった人ほど、驚きます。
そして疑っている自分を、重い女だと責める。その自己嫌悪のほうが、実は消耗を大きくしています。
疑いは性格の問題ではなく、一度壊れた関係に置かれた人の自然な反応です。責める前に、その順番を思い出してください。
布団に入っても、相手の既読の時間を数えている。そんな夜が続くなら、体のほうが先に限界を伝えています。
復縁後にうまくいった人は半分ほど
うまくいかないのは自分たちだけだ、と感じていませんか。数字で見ると、その前提は少しゆらぎます。
マッチングアプリ大学が復縁経験者218人に行った調査があります。復縁後の交際がうまくいったと答えた人は48.2%でした。
残りの51.8%は、うまくいかなかったと答えています。半々に割れる出来事を、自分の失敗として一人で背負う必要はありません。
ただ、半分が続いたという数字は、続ければ大丈夫という保証ではありません。続く二人と離れる二人の違いがどこにあるのか、次で分けていきます。

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復縁がうまくいかない理由を三つに切り分ける
うまくいかない理由を一列に並べても、動きようがありません。相手の側、自分の側、二人の力関係に分けてみます。どれが強く出ているかで、やることが変わります。
別れた原因がそのまま残っている
別れた理由が価値観のずれなら、そのずれは復縁で消えません。連絡の頻度、休日の使い方、将来の話の温度。
話し合わないまま戻ると、同じ場面でまた止まります。同じ喧嘩が二度目に起きたときが、原因が残っているという合図です。

別れた原因が自分の側にあったと感じている人ほど、この確認を飛ばしがちです。責任の所在より、何が起きていたかを先に見ておきます。
相手を信じる力がまだ戻っていない
相手は変わったのに、自分が安心できない。この状態は、相手の問題とは別のところにあります。
一度別れた記憶は、相手の言動をいちいち確認させます。悪気があるわけでもなく、体が先に身構えるわけです。
相手が変わっていないのか、自分がまだ信じられないのか。この二つは、対処がまるで違います。
前者なら、話し合いが要ります。後者に要るのは、時間のほうです。

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URL:https://love.kokolaboratory.com/qa-266/
振った側と振られた側で対等でいられない
戻してあげた、という空気が漂うことがあります。あの時は我慢したと言われて、黙るしかなくなる。

ネット上の相談掲示板にも、復縁後に対等でいられないという声が並びます。上下が固定された関係は、好きかどうかとは別に消耗します。
我慢の貸し借りで関係を続けると、返済の話がずっと続きます。どちらかが下りたとき、二度目の別れが来ます。
思い出のなかの相手と今の相手がずれている
離れている間、記憶は都合よく整理されます。楽しかった場面が残り、嫌だった場面は薄れる。
戻りたかったのは、別れる前のあの人。目の前にいるのは、別れを経験した今のあの人です。
なんか違うという感覚は、相手が変わったから起きるとは限りません。比べている相手が、記憶のほうだからです。思い出と並べるのをやめると、見え方が少し変わります。
壊れた信頼が戻るまでには時間差がある
いま苦しいことが、失敗の証拠だとは限りません。信頼が戻る速さには、気持ちとのずれがあります。そのずれを知っておくと、焦りが少し減ります。
復縁直後の穏やかな時期に起きていること
戻った直後は、二人とも優しくなります。失いかけた記憶が新しいうちは、言葉を選ぶからです。
この時期を、乗り越えた証だと受け取ると後で戸惑います。優しさの正体は、まだ怖さが残っているという状態でもあります。

穏やかな一か月を過ごしたあとに、急にぎくしゃくする。その順番自体は、よくある流れです。
不満が出てくるのは関係が動き始めた合図
気を使う時期が終わると、言えなかったことが出てきます。喧嘩が増えたと感じるのは、この頃です。
多くの人が、やっぱり無理だったのかと考えます。ただ、不満が出せる相手だから出ている面もあります。
言えないまま穏やかな関係と、言い合って揺れる関係。後者のほうが、続く土台はできていきます。

もちろん、言い方が攻撃になっていれば別の話です。何を言うかより、どう言うかが分かれ目になります。
焦って結論を出さないための時間の見方
信頼は、謝罪や約束だけでは戻りません。相手の行動を何度も見て、体のほうが納得していく過程が要ります。
数週間で結論を出すと、たいてい早すぎます。季節が一つ変わるくらいの幅で眺めてみてください。

ただし、待てば良くなると決まってもいません。消耗が増え続けているなら、時間は味方をしません。
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今の関係のなかでできることと伝え方
話し合いましょう、で終わらせると動けません。何を持ち出し、どう言うかまで決めておきます。今日からできる範囲に絞ります。
うまくいかないと感じた場面を一つ書き出す
うまくいかないという感覚は、全体をぼんやり覆います。そのままでは、相手にも自分にも伝わりません。
直近で引っかかった場面を、一つだけ書き出します。日付、状況、そのとき浮かんだ言葉。
書き出すと、相手の行動なのか自分の記憶なのかが見えます。先ほどの三つの切り分けが、ここで効いてきます。

感情が高ぶっている日は書かなくて構いません。一日置いてから読み返すと、驚くほど印象が変わります。
責める言い方ではなく事実から伝える
前も同じだった、と切り出すと話は止まります。過去の総括ではなく、一つの場面から始めます。
土曜に連絡がなかったとき、落ち着かなかった。事実と、自分の状態だけを置きます。

相手の内心を代弁しない。これだけで、話し合いが喧嘩に変わる回数が減ります。
相手にだけ変化を求めないという姿勢
変わってほしい点は、たいてい二人分あります。片方だけが改善案を出す関係は、長くは持ちません。
自分が戻したい習慣を、一つ先に言ってみる。順番を変えるだけで、相手の身構えが緩む場合もあります。
ただし、我慢の量で釣り合いを取ろうとしないこと。減らすべきは、我慢のほうです。

続けるか離れるかを自分で決めるために
最後に、続けるかどうかという問いが残ります。答えを占いや周りの意見に預けると、あとで揺り戻します。自分で決めるための物差しを置いておきます。
戻りたいのか一人が怖いのかを分ける
相手が好きだから戻りたいのか。一人の時間に耐えられないから戻りたいのか。
この二つは、同じ復縁という言葉で語られます。ただ、続いたときの手応えがまるで違います。
相手がいなくても生活が回る状態を思い浮かべて、それでも会いたいか。そこで答えが鈍るなら、寂しさのほうが強いのかもしれません。
寂しさが動機でも、それ自体は自然な気持ちです。ただ、相手を埋め合わせに使うと、二人とも減っていきます。
消耗しているときに出やすいサイン
判断する前に、自分の状態を見ておきます。疲れているときの決断は、あとで揺れます。
- 眠れない日が続き、朝から体が重い
- 相手の連絡を待つ間、何も手につかない
- 友人と会うのが億劫になり、予定を断っている
- 自分を責める考えが、止まらなくなっている

いくつも当てはまるなら、関係の話より先に休息が要ります。判断を先送りにするのも、立派な手順の一つです。
一人で抱えたまま結論を出そうとすると、視野が狭くなります。話せる相手を、恋人以外にも持っておきたいところです。
工夫では扱えない状況と相談できる場所
暴力、暴言、監視、繰り返される浮気、金銭の要求。これらは、関係を良くする工夫の話ではありません。
安全が脅かされている状況なら、距離を取ることが先です。その判断を、二人だけで抱えないでください。

山下倫実氏らが教育心理学研究で報告した調査があります。別れる前の心の支えが恋人だけに偏っていた人ほど、立ち直りの評価は低めでした。
支えを増やすことは、関係を諦めることとは違います。眠れない日が続くなら、公認心理師などの専門家に話す選択も残っています。