復縁するカップルの特徴と違う私たちでもやり直せますか

監修者の石川蓮(公認心理師)先生より

別れたあとに、復縁できる人の条件を調べ続けてしまう時期は、わりとよくあります。

当てはまる項目の数で、二人の相性が測れるものでもないんですよね。

それよりも、別れ話のときに何が言えて、何が言えなかったか。

そこを思い出せると、戻るかどうかの話も少しだけ具体的になります。

アバター画像

30代女性(会社員・公務員)

半年前に、3年付き合った彼と別れました。仕事が立て込む時期が重なって、流れた約束が続くうちに別れ話になった感じです。

寝る前に復縁するカップルの特徴を調べるのが癖になっていて、当てはまらない項目を見つけては画面を閉じています。

もう連絡も取っていないのに、通知が鳴るたび彼かと手が伸びる自分が情けなくて。

ココラボ恋愛相談室からの回答

ご相談ありがとうございます。

別れた人のことを思い出しては、復縁するカップルの特徴をまた調べている。そんな夜を、何度も越えてきた人がいると思います。

この記事では、その一覧を自分たちに当てはめる前に、確かめておきたいことを整理します。戻れるかどうかと、戻ったあと続くかどうかは、別の話だからです。

復縁するカップルの特徴を調べ続けてしまう夜に

別れてから、検索窓に同じ言葉を入れる時間が増えた人は多いです。最初に、その調べている状態そのものを見てみます。

特徴の一覧を何度も見比べてしまう

円満に別れた、共通の友人がいる、連絡が取れる。どのページにも、似た項目が並んでいます。

読むたびに、何個当てはまるかを数えてしまう。数が増えると、少しだけ息がつけます。

あの一覧は、当時の二人を採点するために作られたものではありません。 別れの背景を分類した目安として読むと、受け取り方が変わります。

調べるほど苦しくなるのはなぜか

検索で出てくる答えは、あなたの相手のことを知りません。だから読んでも、確かめたい一点には届きません。

届かないから、また次のページを開く。この往復が続くと、眠る時間だけが削られます。

調べる手が止まらないとき、探しているのは答えでしょうか。 不安を置く場所を探している時間なのかもしれません。探しているものが違うと気づくだけでも、呼吸が少し変わります。

一覧を見続ける時間は、答えより不安を置く場所を探している時もあります。
一覧を見続ける時間は、答えより不安を置く場所を探している時もあります。
アバター画像

監修者の石川蓮(公認心理師)先生に相談してみませんか?

復縁の確率は調査によって1割から3割まで幅がある

数字を知りたくて検索した人もいると思います。ただ、その数字は読み方を誤ると重くのしかかります。

同じ復縁なのに数字がばらつく理由

復縁の経験者がどれくらいいるかは、調査ごとにかなり違います。1割台を示すものもあれば、3割前後を出すものもあります。

対象の年齢層、聞き方、回答者の数が違うからです。どこまでを復縁と呼ぶかの線引きも揺れています。

数字が割れているときは、まだ確かな相場が無いと読むのが妥当です。 高い数字だけを覚えるのも、低い数字で諦めるのも、根拠としては弱いままです。

調査の平均は、二人の今の状況をそのまま表す数字ではありません。
調査の平均は、二人の今の状況をそのまま表す数字ではありません。

平均値はあなたたちの可能性ではない

仮に2割という数字を見たとします。それは、あなたの可能性が2割という意味ではありません。

平均は、状況がばらばらな人たちをまとめて割った値です。別れの理由も、相手のいまの気持ちも入っていません。

自分たちの見通しは、数字より別れ方と現在地から考えるほうが近づきます。 章を進めながら、その材料を集めていきます。

別れてから復縁までにかかる期間の目安

期間を聞いた調査では、数か月から1年ほどに散らばる傾向が見られます。別れた翌月にという例は、むしろ少数です。

気持ちが落ち着くのにも、相手の中で出来事が整理されるのにも時間がかかります。連絡を急ぐほど、その途中に割り込む形になります。

期間そのものを目標にすると、待つこと自体が目的に変わります。 何か月経ったかより、その間に何が動いたかを見るほうが手がかりになります。

復縁するカップルの特徴は戻ったあとも続く条件

ネット上には、やり直せる二人の条件を並べた記事がたくさんあります。同じ項目を、戻ったあと続く条件として読み直してみます。

話し合って別れたとはどういう状態か

円満に別れたカップルは復縁しやすい。よく見かける説明ですが、円満の中身までは書かれていません。

手がかりは、別れ話で何が言えたかという一点です。不満を最後まで言葉にできたか、相手の言い分を遮らずに聞けたか。

言えなかったことが多いほど、戻っても同じ場所でつまずきます。 言い合えた記憶があるなら、二人で扱える材料が残っています。

戻ったあとに続けるには、違いを落ち着いて話せる関係が土台になります。
戻ったあとに続けるには、違いを落ち着いて話せる関係が土台になります。

共通の友人や連絡手段が残っている意味

共通の友人がいる、連絡先が消されていない。この二つは多くの記事で上位に挙がります。

再会の機会が多いから、と説明されることがほとんどです。ただ、心理的にはもう少し手前の話でもあります。

連絡の道が残っているのは、相手があなたを切り離していないしるしです。 好意とは別の、安全の感覚がまだ残っている状態だと考えられます。

交際中にお互いを尊重できていたか

尊重し合えていた、という項目も頻繁に出てきます。言葉が抽象的なので、場面に置き換えてみます。

相手が違う意見を言ったとき、どんな反応をしていたか。予定を断られたとき、理由を聞けたか。

意見の違いが、すぐ関係の終わりに直結していなかったか。 その感覚が残っているなら、戻ったあとも働きます。ここが弱いままだと、やり直しても同じ衝突で削られます。

冷却期間は長さより何が変わったか

冷却期間の目安として、1か月や3か月という数字がよく挙がります。実際は、長さだけで結果が決まるわけでもありません。

3か月空けても、別れた理由に一度も触れていないなら、状態は当時のままです。戻ったところで、同じ話がまた持ち上がります。

問われるのは期間ではなく、その間に生活や受け止め方がどう動いたかです。 待つ時間を、自分の側を見る時間に使えたかどうか。

待った長さより、別れの理由や生活に変化があったかを確かめましょう。
待った長さより、別れの理由や生活に変化があったかを確かめましょう。
アバター画像

監修者の石川蓮(公認心理師)先生に相談してみませんか?

特徴に当てはまらなくても道が閉じたわけではない

一覧を読んで、当てはまる項目がほとんど無かった人もいると思います。そこから先の考え方を、四つに分けて置いていきます。

別れた原因が扱えるものかで分ける

別れの理由は、扱えるものと扱いにくいものに分かれます。混ぜたまま可能性を測ると、判断がぶれます。

忙しさ、距離、生活時間のずれ。こうした条件は、環境が動けば形を変えます。

信頼を壊す出来事や、将来像の食い違いは、時間だけでは薄まりません。 扱いにくい側に入るなら、戻る前に話し合う中身のほうが先です。

感情的に別れた場合に残っている選択肢

言い過ぎて終わった別れは、可能性が低いと書かれがちです。確かに、傷が残っている間は距離を詰めにくいです。

ただ、閉じているのは今のタイミングであって、関係そのものとは限りません。相手の中で出来事が落ち着くまでの時間は、こちらでは縮められません。

▼関連記事

音信不通になった元彼が忘れられない。理由もわからないまま終わったのが、今も苦しい

ご相談ありがとうございます。 何も告げられないまま音信不通になって、しかも一度ではなく二度も、というのは、区切りのつけようがなくて本当に苦しいですよね。過剰な要…

URL:https://love.kokolaboratory.com/qa-574/

距離を取る時間は、相手を動かすためでなく自分の気持ちを整える時間にもなります。
距離を取る時間は、相手を動かすためでなく自分の気持ちを整える時間にもなります。

謝罪を急ぐより、相手が受け取れる状態になるまで待てるかを見てみてください。 待てないほど焦りが強いなら、その焦りのほうが先に扱うものです。

相手に新しい人がいるときの距離の取り方

相手に新しいパートナーがいる。この状況を、可能性の低いケースとして挙げる記事は多いです。

心情として受け入れにくくても、いまできることは限られています。働きかけは、相手の生活に負荷をかける形になりがちです。

ここで求められるのは、諦める決断よりも、いったん手を止める判断です。 状況が変わるかどうかは、こちらの努力では決まらない領域にあります。

戻りたいのは相手か相手といた自分か

ここは、特徴の一覧のどこにも書かれていない問いです。答えが出なくても、置いておく価値があります。

思い出すのは相手の顔でしょうか。それとも、誰かに必要とされていた時間の感覚でしょうか。

後者の比重が大きいとき、復縁は解決の形として合っていない場合があります。 埋めたいものが別にあると、やり直しても同じ寂しさが残ります。

やり直す前に確かめたい安全と気持ちの整理

最後に、特徴の当てはめより先に見ておきたいことを置きます。気持ちの話と、安全の話の両方です。

暴力や支配があった関係では距離が先

殴られた、物を壊された、行き先をすべて報告させられた。こうした出来事があった関係は、特徴の話とは切り離して考えます。

相手が優しかった時期の記憶があるほど、戻る理由のほうを探してしまいます。優しさと怖さの記憶は、同じ人の中に並んだまま残ります。

安全が確保できない関係では、特徴の当てはめは意味を持ちません。 距離を保つことが先です。警察や配偶者暴力相談支援センターなど、外の窓口につないでおく方法もあります。

怖さや支配があったなら、復縁の可能性より安全と外部の支援を先に考えます。
怖さや支配があったなら、復縁の可能性より安全と外部の支援を先に考えます。

寂しさと未練を切り分けてみる

会いたい気持ちが強まる時間帯を、一度思い出してみてください。夜、予定の無い休日、相手の投稿を見た直後。

特定の場面に偏っているなら、そこには寂しさの成分が混じっています。相手への思いと、ひとりでいる苦しさは、重なって届くからです。

▼合わせて読みたい

元彼が別れてから女遊びしているらしい…復縁迫られてて信頼して良いか不安

元彼が別れてから女遊びをしているのを知ったとき、頭では関係ないと分かっていても、心の方が追いつかない感覚があると思います。 この記事では、彼の本心を当てにいくの…

URL:https://love.kokolaboratory.com/qa-266/

加藤司の研究は、失恋後の対処を六つの型に分けています。未練を抱え続ける型は、その後の精神的な健康と結びつきにくいという結果でした。

未練を持つこと自体が問題なのではなく、そこに留まる時間が長引くと負担が増えます。 浅野良輔らの研究も近い傾向を示しています。相手から心理的に離れられた度合いが、その後の立ち直りの感覚と関わっていました。

生活が止まっているときは誰かに話す

眠れない日が続く、食事が喉を通らない、仕事や家事が手につかない。こうした状態が二週間ほど続いているなら、恋愛の相談という枠を超えています。

我慢して耐える対象ではありません。心療内科や心理の専門職に一度つないでおくと、選べる道が増えます。

公的な窓口も使えます。厚生労働省のまもろうよこころには、電話やSNSで話せる相談先がまとまっています。

復縁をどうするかを決める前に、決められる状態に戻しておく。 その順番のほうが確かですし、一人で決めきらないという選び方も残っています。

アバター画像

監修者: 石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

この記事をシェアする

公認心理師が
あなたの一歩を支えます

相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください。

公認心理師がサイト上で回答します

公認心理師にオンラインで相談

カウンセリングの詳細